第3章『Lv101~150』                 第1話『広辞苑による史上最大の裏切り』

よう・・・
久しぶりだな、いろいろと迷惑かけたみたいですまなかったな・・・
ん?
やつれてるけど大丈夫かって?
多分大丈夫だ・・・
チョット栄養が足りて無いだけだから・・・
んじゃ続きを話すとするかな。
えーっとどこまで話したっけ?
そだったな、貧乏脱出までか。
んじゃその辺りから。
何とかどん底生活を抜け出したオレは。
レベルもついに大台の100を超えた。
露天で見かけた程度のいいセイラマグナを購入して。
ノリノリで狩りを再開したんだ。
そんなオレを後押しするように、神(ネ〇ソン)は粋な計らいをしてくれた。
なんと世界中のモンスターを2倍にしてくれたんだ。
これにはオレはかなり感激したね。
なんといっても狩りの効率が上がること間違いなしだったからな。
そうして鉱山3に久々に戻ってきたオレを迎えたのは2倍の量のゴーレムコマンドーだった・・・
ふっ・・・
そのときのオレはまさにサンドバッグだったよ・・・
殴られまくりだった。
しかしセイラマグナを購入し、それ様にサイフリしたオレは。
まさに鉄の壁だった。
大量のゴーレムコマンドーの攻撃をものともせず、モーゼの述懐よろしくモンスターをかきわけて進んでいく・・・
大量モンスターに囲まれていても、ものともしない自分の姿があまりにも素晴らしかったので、オレはその姿を写真に収めておいた。
これがその写真だ・・・
e0076622_1213865.jpg

なんだって?
モンスターが鉱山の1階だって?
・・・・・・・・・
まぁ気にするなよ。
噴出し見てわかると思うが、これは爆を撃つ直前だな。
とにかくオレはこの振って沸いたモンスター2倍キャンペーンを、とことん利用するつもりだった。
だがそんな時・・・
広辞苑のやつが驚く事を口に出した・・・
「うはぁ~~~、ペット餓死しちゃった」
これが世に言う『初代ムスケル、ピラ放置餓死事件』である・・・
そして・・・・・・
「やる気なくなったから、俺引退するね」
とか言ってきた。
・・・・・・・・・
は?
感想はまさにそれだった。
こいつ何の脈絡も無く、突然ナニ言い出すんだ?
そもそもペット餓死したのと関係あるのか?
説得する間も無く、広辞苑はオレにすべての装備品とアイテム。
さらには現金をよこして、去っていってしまった・・・
そのときの写真がこれだ
e0076622_132295.jpg

オレの・・・
オレの復讐はどうなる?
そもそも何のためにこれまでやってきたと思ってるんだ?
頭の中が真っ白だったが、いただいた装備品をお金に換えるのだけはしっかりやった。
お金は大事だ。
これは真理だからな・・・
そんなこんなで完全に目標を失ってしまったオレは気がついたね・・・
これこそヤツが計画していた最大の裏切り計画だったのだと。
クライデン平原に置き去りにした事の数倍の規模の裏切りだった。
なんと言っても世界に置き去りにされたわけだからな・・・・・・
このころ突貫もなぜか姿をくらませていて、涼里もいなかった。
知り合いなんてまったく居ない世界に、オレは一人取り残された・・・
広辞苑の裏切りはオレの精神にかなりのダメージを残していた。
人をまったく信じれなくなっていたんだ。
街を歩く人たちを見るたびにオレは恐怖した。
そしてオレは・・・・・・
その日のうちに街から姿を消した・・・
人と関わる事を嫌って、蝶の木の森に引篭もったんだ・・・・・・
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by tokigamihouji | 2005-10-18 01:41 | 第3章『LV101~150』
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