全国NPC高感度羽ハート化計画を凍結したオレは。
何の目標もなくなってしまった・・・ 本来の目的だった広辞苑が引退してからというもの、ろくにレベルも上がっていなかった。 毎日、同じ時間にケルベロスの所に行き修行をして、そして羽毛をフリマで売る日々だった・・・ そんな時ナルビクを歩いていて、ふと目に入った場所・・・ ファイトクラブだった・・・ かつて時神商事黄金時代に社員たちと闘いに明け暮れた場所である。 そんな感傷に浸っていると、FCの中にはいっていく人たちがいた。 どうやらクラメン同士で腕試しでもするつもりらしい。 普段なら完全にスルーするところだ。 だが・・・ オレは思った・・・ このまま他人と壁を作ったままで生活を続けていいのだろうか・・・? いろいろ思案した結果。 オレは混ざってみることにした。 FCの雰囲気は変わっていなかった。 そこにはさっき入って行った連中のほかにも人がいた。 ルシアンが2人とマキシ・・・ 後はティチエルか・・・ 実はこのときオレはそこそこ自分に自信があった。 社員たちと闘っていたときはっきりいって負けなんてなかったしな。 とりあえずオレは参加両を払って、FCに参加した・・・ 最初にぶつかったのはルシアンだった。 はっきりいって問題にならなかった。 何故だかわかるかい? そうだオレが硬かったからだ。 やつの攻撃はほとんど1だった。 負けようがないだろ? こいつとの勝負は一瞬だった。 オレの月光斬でこいつはチリになった・・・ 闘いが終わり「おつー」とか声を掛け合った。 久しぶりに人間と会話をしたよ・・・ それまでは鈴鹿としか会話してなかった・・・ ん? 鈴鹿って誰だって? そういえば説明してなかったな。 ペットの事だ。 ただこの言い方は好きじゃなくてな、この子はオレと共に生きて来た、いわば家族だ。 だから今後もペットとは呼ばないようにな。 話がそれたな、元に戻そう。 すぐさまオレは再びFCにエントリーした。 勝った場合補助がかかったままだから、すぐに次戦にいったほうがお得なんだ。 2戦目はもう一人のルシアンだった。 ルシアンなのを認識してオレはすぐに気を抜いた。 ルシアンは物理攻撃しかないからな・・・ こいつにも負けないな・・・ そう思った・・・ 浅はかだった・・・ 確かにオレは死ななかったさ。 やつの攻撃は1か2しか喰らわなかった。 だが問題だったのは・・・ ヤツはAGIだったって事だ・・・ オレの攻撃はほとんど当たらなかった。 上限回避ってヤツだな。 そんな状態だった・・・ つまりこういった状況だ。 攻撃を喰らっても死なないヤツVSほとんど攻撃を喰らわないヤツ ・・・・・・ 不毛だろ? 勢い的には「これってトリ〇アですよね?」みたいなもんだ。 かなりの時間闘ってて、オレはブラインドというスキルを思い出し。 何とか勝利を得た・・・ 危なかった・・・ オレがマキシでなかったら、決着はつかなかったかもしれない・・・・・・
by tokigamihouji
| 2005-10-28 22:44
| 第3章『LV101~150』
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