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第3章『Lv101~150』                 第21話『催眠効果抜群の釣り堀』

かわいい魚2000匹っていうのは、言葉でいってしまえば一言ですむが、実際はかなりの時間を要する量だった。
釣り餌100個使い切るのに約1時間・・・
さらにそれで釣れるのはかわいい魚だかけではないので、実際釣り餌100個からは60~80匹程度しか釣れない・・・
総時間的には30時間くらい費やせば、クリアできる量だった・・・
楽勝!
そう思っていたオレの前に立ちふさがったのは、浮きだった・・・
釣りをしているときに、浮きの反応をつねに見ていないとダメなんだが。
浮きは右へ左へ動いていて・・・
なんというか・・・
ものすごく眠気を誘う動きなんだ。
何度もその催眠攻撃に屈し寝落ちしたさ。
無理もないだろう?
単純作業ってのは眠くなるもんだ。
それに龍泉卿のBGMにも問題がある。
まったりとしていて・・・
これも眠気を誘う。
きっとあの土地柄なんだろうな~
それでも頑張って釣りを続けた・・・
異変はその日のうちにおこった。
釣り堀にいる連中が、全員ピンク色のアフロを装着していた・・・
なにやってんだコイツ等?
春はまだ遠いぜ?
なるほどな、それが景品のピンキーアフロか。
なんというか、流行に流されてる連中ってダメだな。
自分の意思ってもんがないのかよ?
俺は付けないよ、ピンキーアフロなんて所詮は通過点に過ぎないからな。
・・・・・・
そう思っていたんだが・・・
ゲットできるとうれしいもので・・・
その何というか・・・
オレもしっかりかぶっていた。
by tokigamihouji | 2005-11-26 14:24 | 第3章『LV101~150』
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