いい加減飽きてきたなぁ…
何にって? いや別に独り言に飽きたわけじゃないし、釣りに飽きたわけでもない。 しいて言えば… 景色に飽きてきたんだ…… 朝から晩まで龍泉郷の釣り堀の同じポジションで、同じ姿勢で居ればな… そりゃ飽きるってもんだろ? 周りにいる釣り人の会話(盗み聞き)によると、どうやら海でも釣れるらしい。 ……… たまには海釣りでもするかな。 そう思い早速行動に移すことにした。 海って言えばナルビクだ、と考えて行ってみるとそこはすでに人で溢れかえっていた… よくこんなすし詰め状態で釣りしてられるなコイツら…… 俺はゴメンだ… 見ず知らずの他人の隣で釣りなんかしたら、冷や汗とか出まくるし、震えが止まらないし、呼吸不全に陥っちまいそうだ…… なによりストレスがたまる 人が居ないところの方がいい。 そう考えてたどり着いたのが、囁きの海岸だった。 ここの隅っこなら、めったに人が来ないから好都合だった。 早速釣りはじめた。 龍泉郷に比べるとはるかにノリがいいBGMだからか、かなり集中できた。 やはり眠くならないのは良いことだ。 勘違いしてるヤツがいるかもしれないから言っておくが、オレは廃人じゃないからちゃんと睡眠をとるし、単純作業の繰り返しで眠くなるときだってあるんだぞ。 まぁとにかくノリノリBGMのおかげで眠気問題を解決したオレは、いつもよりハイテンションで釣りに励んでいた。 そんな矢先… 突然頭に衝撃が走った! 目の前が真っ白になる、どうやらオレは何か堅い物で殴られたらしい。 とっさに振り向くオレ、するとそこには……アヒルが居た。 カチカチに凍り付いた冷凍マグロを手にしたアヒルがそこに居た。アヒルはオレと目が合うとニヤリと笑って、手にした冷凍マグロ(約300キロ)をふりかぶった。 (おいおい…そんなモノぶち込まれたら、イッちまうぜ…) 他人事のようにそう考えていた… ゴキッ 鈍い音がした、オレの頭から…… 知ってるかい?人間頭殴られると本当に星が出るんだぜ… とにかく釣りやってる場合じゃぁない、これ以上頭殴られるとバカになってしまう! そう思って立ち上がろうとして気がついた、自分がまだ釣りの途中だと… 再びふりおろされる冷凍マグロ ゴシャっと嫌な音がした… とりあえず一旦釣りをするのをやめ、迎撃する事にした… そして再び気がつく… ここ数日釣りしかしてなかったことに… そう、オレは武器を持っていなかったんだ。 仕方ないから、釣り竿で戦うことにした。 釣り竿VS冷凍マグロ 年末の格闘技イベントならメイン張れるくらい異色な戦いだ…… 結果はオレの持つ釣り竿から放たれた五花月光斬による、一ラウンドKOで幕を閉じたわけだが…… あのアヒル…彼また強敵(とも)だった…… とまぁそんな感じな事をやりながらオレは釣りを楽しんでいた。 そんなふうにこのイベントを、楽しんでやってたからってわけじゃないだろうが、なんとオレは「当たりくじ」を釣り当てたのだ! サキソフォンと交換できるってアレだ。 舞い上がるオレ。 早速交換しにいった。 実際装備してみると、なんとも微妙だった… そしてオレは手にいれたばかりのサキソフォンを、そっと倉庫にしまった……
by tokigamihouji
| 2006-01-03 04:36
| 第3章『LV101~150』
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