第3章『Lv101~150』                 第23話『初めての海釣り・・・ VS冷凍マグロ』

いい加減飽きてきたなぁ…
何にって?
いや別に独り言に飽きたわけじゃないし、釣りに飽きたわけでもない。
しいて言えば…
景色に飽きてきたんだ……
朝から晩まで龍泉郷の釣り堀の同じポジションで、同じ姿勢で居ればな…
そりゃ飽きるってもんだろ?
周りにいる釣り人の会話(盗み聞き)によると、どうやら海でも釣れるらしい。
………
たまには海釣りでもするかな。
そう思い早速行動に移すことにした。
海って言えばナルビクだ、と考えて行ってみるとそこはすでに人で溢れかえっていた…
よくこんなすし詰め状態で釣りしてられるなコイツら……
俺はゴメンだ…
見ず知らずの他人の隣で釣りなんかしたら、冷や汗とか出まくるし、震えが止まらないし、呼吸不全に陥っちまいそうだ……
なによりストレスがたまる
人が居ないところの方がいい。
そう考えてたどり着いたのが、囁きの海岸だった。
ここの隅っこなら、めったに人が来ないから好都合だった。
早速釣りはじめた。
龍泉郷に比べるとはるかにノリがいいBGMだからか、かなり集中できた。
やはり眠くならないのは良いことだ。
勘違いしてるヤツがいるかもしれないから言っておくが、オレは廃人じゃないからちゃんと睡眠をとるし、単純作業の繰り返しで眠くなるときだってあるんだぞ。
まぁとにかくノリノリBGMのおかげで眠気問題を解決したオレは、いつもよりハイテンションで釣りに励んでいた。
そんな矢先…
突然頭に衝撃が走った!
目の前が真っ白になる、どうやらオレは何か堅い物で殴られたらしい。
とっさに振り向くオレ、するとそこには……アヒルが居た。
カチカチに凍り付いた冷凍マグロを手にしたアヒルがそこに居た。アヒルはオレと目が合うとニヤリと笑って、手にした冷凍マグロ(約300キロ)をふりかぶった。
(おいおい…そんなモノぶち込まれたら、イッちまうぜ…)
他人事のようにそう考えていた…
ゴキッ
鈍い音がした、オレの頭から……
知ってるかい?人間頭殴られると本当に星が出るんだぜ…
とにかく釣りやってる場合じゃぁない、これ以上頭殴られるとバカになってしまう!
そう思って立ち上がろうとして気がついた、自分がまだ釣りの途中だと…
再びふりおろされる冷凍マグロ
ゴシャっと嫌な音がした…
とりあえず一旦釣りをするのをやめ、迎撃する事にした…
そして再び気がつく…
ここ数日釣りしかしてなかったことに…
そう、オレは武器を持っていなかったんだ。
仕方ないから、釣り竿で戦うことにした。
釣り竿VS冷凍マグロ
年末の格闘技イベントならメイン張れるくらい異色な戦いだ……
結果はオレの持つ釣り竿から放たれた五花月光斬による、一ラウンドKOで幕を閉じたわけだが……
あのアヒル…彼また強敵(とも)だった……
とまぁそんな感じな事をやりながらオレは釣りを楽しんでいた。
そんなふうにこのイベントを、楽しんでやってたからってわけじゃないだろうが、なんとオレは「当たりくじ」を釣り当てたのだ!
サキソフォンと交換できるってアレだ。
舞い上がるオレ。
早速交換しにいった。
実際装備してみると、なんとも微妙だった…
そしてオレは手にいれたばかりのサキソフォンを、そっと倉庫にしまった……
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by tokigamihouji | 2006-01-03 04:36 | 第3章『LV101~150』
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