第3章『Lv101~150』                 第26話『新たなる敵』

その日オレは何しようかなぁと思ってフリマなんぞを散策していた。
たいして面白いものは無かったが、とりあえず日課だったからな。
ケルベロスの修行イベントの時に手に入れた金はすでに底をついていたから、別に買う気があって覗いていた訳ではなかった。
ん?
何に使ったかって?
よせよ・・・
それを聞くのは野暮ってもんだぜ・・・
それでも聞きたいのか?
しょうがないな・・・
ミンクシューズを10Mで買ったりとか、バンデットメイルに弾性大を突っ込んで、装備する間も無く壊したりとか、バンダイクシールドにも同じことしたりとかしてた・・・
・・・・・・
ふっ・・・
まさか壊れるとは思ってなかったのさ・・・
まぁとにかく出せる回数が決まってるジャンケンを必死にやってる男みたいに素寒貧なオレは、やることが無いしフリマをみて歩くしか時間つぶしが無かったんだよ。
フリマを見終わった後、ふと気になったんでクラブメンバーに声をかけた。
「今何処に居るんだ~ってかなにやってんの?」
すると珍しく突貫が返事をしてきた。
「今DOP2→に来てるんだよ、広辞苑もいるぞい」
「会長も来れば?」
そう言われて断わるヤツはあんまり居ないんじゃ無いか?
DOP2右と言えば、レベル130代最大の狩場の一つだろう。
レアは期待できないが、経験値はすこぶるいい。
アリーナ自体が狭いから倒すたび次々沸いてくるドッペルゲンガーをただひたすら倒すだけでどんどん経験値が貯まっていく。
オレは二つ返事をして行くことにした。
左ではいろんな事があったが、右はまだあまり行ったことが無かった。
チョット期待しながらトコトコ歩いていく。
待機所についたオレは突貫たちに声をかけた。
「ついたけど~何処だ?」
すると
「右の中だから来いよ」
と返ってきた。
OKと言ってオレは右に入っていく・・・・・・
今思えば・・・
普段こんなことを言わない突貫の言葉を・・・
疑うべきだった・・・
中に入る入り口すぐ傍に突貫は居た。
チーム入れて~
と言うより前に突貫の周りから青い塊が飛んできた・・・
飛来する10個の氷の塊
それはオレの身体に吸い込まれていった・・・
気がつくとオレの身体は半透明になっていた。
自分が突貫に殺されたことを理解するまでに数秒かかった。
隣で広辞苑は笑っていた・・・
「ひどいじゃないか」
と言ったが
「間違えた」
の一言で終わらされた・・・
間違えようが無いじゃないか・・・
街に戻ってオレは決意した・・・
ヤツを殺すことを。
広辞苑も殺すが・・・
突貫壱号も必ず這わせてやる・・・
そしてオレは突貫の魔法攻撃対策のために。
奴等に気づかれない様に極秘裏に自分をAGI型に改造することを決意したのだった・・・
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by tokigamihouji | 2006-01-16 00:54 | 第3章『LV101~150』
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