カテゴリ:第3章『LV101~150』( 32 )

第3章『Lv101~150』                 第32話『人体実験の必要性の有無』

準備は完了した…
だがまだ実戦テストが終わっていない。
PKにおいて肝心なのは理想的なステータスを作り上げることではない。
肝心なのはいかに効率よく人を殺せるかなのだから…
断っておくが、オレはPKがしたかったわけではない。ただ単に突貫や広辞苑にお仕置きしたかっただけだったんだ。
だが…
仲間をPKをする事に全く躊躇する事もなく、まるで蚊に殺虫剤を吹き付けるかの如く無感情に攻撃してくる『殺戮マシーン突貫壱号』
クローバーというわかりやすい罠で危険地帯に誘い込み、なに食わぬ顔で置き去りにして相手を殺す『MPKの鉄人広辞苑』
この二人と闘うには、今の俺では経験不足だった…
実際俺はDOPで広辞苑の無防備な背中を前に何も出来なかった事もあったしな…(第2章9話参照)
怒りに身を任せPKをしたこともあったが(第2章12話参照)
感情に流されて勝てる相手ではない
だからまず人を解体する事に慣れる必要があった。
そんなわけでオレはファイトクラブにやってきた…
久し振りに来るファイトクラブはなかなか賑わっていた。
入ってきたオレにギラついた目を向けてくる連中ばかりだった。
闘うのが大好きって顔してたよ。
つまり…
テストにはもってこいの人材ってやつだ…
オレは受け付けのマッチョに参加を申し込み、闘い始めた…

第一戦 VSティチエル




中略




12戦目が終了してギラついた目をしていた連中は、借りてきた猫のように大人しくなっていた…
初戦であたったティチエルなんかは、オレの事をボスと呼んで、再戦しても必死に逃げまどうばかりだった。
まぁその逃げまどうティチエルを隅っこに追いつめ、逃げ場を無くし、拘束(バララシス)し、目隠し(ブラインド)をして、いたぶった…
なんとも興奮し……っと脱線したな。
まぁとにかくオレは、当初の予定通り、人を解体する事に慣れたのだった。
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by tokigamihouji | 2006-07-02 11:11 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第31話『初めての武器合成』

ヤバイ・・・
Hが足りない・・・
エッチがないんだよ!エッチが!とか叫びだしたい気分だった。
むぅ・・・
こんなエッチエッチ言ってるとまるでオレが変態みたいに見えてしまうな・・・
オレはクールでダンディーな人間だ、この程度の事で動揺してちゃいけない。
どうすれば良いか考えることにする。

手段① クールでダンディーなオレはもう一度再分配することを決意する。

手段② クールでダンディーでそのうえハードボイルドなオレは、装備でき
      る武器を作成する。

手段③ 諦める・・・ クールでダンディーなオレだが無理なものは無理だ、
      現実は非情である。

・・・・・・
一番手っ取り早いのはもちろん①だ・・・
が。
今回のように秘密の改造計画の場合時間の余裕がない。
それにアイテムを集めるにも武器は絶対に必要だ。
すると・・・
②か・・・
自分のステにあった武器を作成してしまえばいい。
すなわち、セイラハルペを。
装備できる武器を持ってない以上、フリーマーケットを歩き回って素材を見つけなければならないが、もう一度再分配するよりは早くすむだろう・・・
もちろん金はかかるだろうが、それでもレベルはもう元に戻っているのだから、奴等が現れてもいくらでも誤魔化しがきく。
思い立ったら行動に移すのが早いのがオレの持ち味だ。
早速フリーマーケットを見て回る。
セイラハルペそのものが出回っていればそれに越したことはない。
が、そこまでうまくはいかない・・・
結局見つかったのは、くたびれた一振りのハルペだけだった。
値段は90万・・・
普通にボッタくってるだろ・・・
などと思ってはいたが、表情には出さないで購入した。
オトナなオレはこの程度ではめげないのだ。
まぁ資金もまだ残っていたしな・・・
次は玉だ。
言っちゃあなんだが、オレは今まで武器を合成したことなんて一度もなかった。
かつての相棒だった、セイラマグナブレードもメトゥラシエンブレイカーも大枚はたいて購入したものだったからだ。
ついでに言うと本来装備する予定だったメトゥラ菊一文字も買った物だった。
だから・・・
一体何個武器に入れればいいかなんてその時はまるでわかっていなかった・・・
・・・
20個ずつ位で良いか・・・
とか適当なことを考えていた。
フリマで見かけた玉を片っ端から買っていく・・・
電撃の玉1個8万円・・・
安いのか高いのかもいまいちわからなかったので、交渉もせずに即買いだった。
他の玉も似たようなものだ。
・・・・・・
ナルビクとクラドのフリーマーケットにある玉を買い・・・
ようやく全種類の玉が20個ずつ集まった。
よし合成に行くぞ。
そう思っていつもの店に来た。
もちろん『紫の魔法ほうき』だ。
何をするのにもまずはこの店からだ。
合成をする・・・
ハルペと玉全種類・・・

『該当する合成が存在しません』

なんだって!
何がいけないんだ。
玉はあるじゃないか!
数か?数が足りないのか?
その時のオレは玉は4種類しか使わないって事を・・・知らなかったからな・・・
フリマに走ったさぁ・・・
買占めたさぁ・・・
アイテムは玉だらけになったよ・・・
お金もほとんど消えたさぁ・・・
んで再び合成・・・

『該当する合成が存在しません』

・・・・・・
なんでだよ!
何がいけないんだろう・・・
玉は買占めている・・・
数はたりているはずだ・・・
・・・・・・
まてよ?
そこで初めて、使わない種類の玉もあるんじゃないか?って思い立った。
試しに電撃の玉を抜いてみた。

『該当する合成が存在しません』

電撃の玉は使うのか・・・
じゃあ次は火炎の玉を抜いてみよう。

『合成費用として50.000SEED必要です』

おっしゃ、やっと成功だぜ。
心躍る感じでオレは合成をした・・・
チャリンって音がしてオレはようやく念願のものを手にすることが出来た。
玉集めの途中で購入していた砥石を使い・・・
出来上がった微妙補正のセイラハルペ・・・
しかしこれ一つ作るにあたっての資金投資はかなりの額だった。
玉〇〇個だからな・・・
正確な個数は秘密だ。
実際に必要な個数を知った時、オレは時が止まるのを感じるほどのショックを受けたからな・・・
ま、まぁあれだ、金がかかっている分この刀に対する思い入れは強くなってたのは言うまでもないだろ?
こんな感じでオレの改造計画は遂行されたんだ。
後は当初の目的を果たすのみだ・・・
そう突貫と広辞苑・・・
二人を地獄に落とす準備は、今まさに整ったのだ・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-21 23:52 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第30話『改造する時は計画的に・・・』

釣りイベントが終わってしまった・・・
オレの楽しみが消えてしまった・・・
どんよりとした気分のまま、オレはしがみつくように、懲りずに釣りをしていた。
鉄の箱を開けて貯まっていくスクープのくず鉄・・・
不毛なことに費やす時間というのは無駄だということに気がつくには、このときは何故か時間がかかった・・・
まぁ終わってしまったものはしょうがない。
龍泉卿はまるで兵どもが夢の跡のように閑散としていた。
オレもいつまでもしがみつくわけには行かないことを思い出した。
やはりオレは奴等との決着をつけなくては・・・
基本的にこの改造計画はやつらに知られないように準備してきた。
装備品も釣りイベント中の資金集めと平行しそろえていたので、後は再分配を残すのみだった。
しかしこれが問題だった・・・
ばれないようにすべてを終わらせる為には、奴等が全員落ちてるときしかチャンスはない。
間の悪いことに、このころ広辞苑は復帰したて&ドラム取りたてで、ノリノリで狩しまくっていたから、落ちてる時間がかなり少なかった。
しかし落ちないって事はない。
待つしか方法がなかった・・・
半分寝ずの番的にオレは寝ないで奴等が寝静まることを待った・・・
眠気と闘いながら、オレは待った・・・
一人が落ちても、もう一人がいる。
そんな状況の中オレは見張り続けた・・・
こちらの真意を悟られることなく・・・
70時間くらい経った時だろうか・・・
『んじゃー、俺落ちるは』と広辞苑が言った。
はんば朦朧とする意識の中で、ついに待ち望んでいた瞬間が訪れたことに気がついた。
クラブのメンバー表を見て彼が落ちたのをしっかり確認すると、オレはすぐさまクラドに飛んだ。
スキルの達人の前で装備をはずし話しかける。
しまった重さの制限があった・・・
Pを保管に行く。
再びクラドへ。
今度は大丈夫だった。
そしてレベル1になった・・・
再分配の始まりだ。
取り合えずナルビクに戻る。
19までのステータスをしっかりと作るためだ。
高レベルならいざ知らず、レベル140の身では19までのステータスがかなり重要だからだ。
かなりの投資が必要だったが何とか納得がいく数値が出た。
残りはゲンが良いあの店でおこなうことにした。
もちろん『紫の魔法ほうき』のことだ・・・
レベルを上げていく。
急いでいたのでまとめ上げとかもしてたな。もったいないことをしていた・・・
お前も再分配するならレベルは1回上げてポイントを使うってのを繰り返したほうが良い。めんどくさいだろうが、それが強くなる為の必須条件だ。
レベルを上げて行って・・・
必要と思われるAGIを確保・・・
DEXもそこそこ確保・・・
DEFはラセットぎりぎりだが問題なかろう。
なに、かの有名な人物が言うように『当たらなければどうという事はない』のだ・・・
DEFもDEXもAGIも満足のいく数値だった。
再分配も後少しで終わる・・・
そんな時に・・・
致命的なことに気がついた。
オレは思わず口に出していたね・・・
『HACKが足りないじゃないか・・・』ってね・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-15 04:06 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第29話『釣り人の不毛なる戦い VSジュース屋』

完全に手段と目的が入れ替わってしまったオレだったが、一応お金稼ぎだけはしていた。
釣りの副産物である野菜ジュースは持っているだけでは、まるで意味のないものだったからだ。
まぁ涼里のアホは飲んだり、地面に置いて通行人の反応を見たりと、無駄に楽しんではいたがね。
野菜ジュースは目論見通りよく売れた。
1日200万~500万くらいは稼いでたかもしれん。
しかし、世を捨てたとはいえ仮にもオレは『株式会社時神商事』の会長だ。
社訓であるボッタクリのないフリマ社会の名目に恥じぬように、少し値下げしようと試みたんだ。
釣りのもう一つの副産物である鉄の箱のおかげで、エサ代は浮いていたので。
多少の値下げは問題なかったのだ。
だが激しく値下げすれば、相場が崩れてしまう・・・
値下げは相場の1割引の鉄則に従いオレは20万から18万に値下げした。
順調だったさ・・・
まとめて買っていくヤツが多かったしな・・・
そんな時ナルビクのフリマに彗星のように現れた商人が居た。
彼はジュース屋と名乗り、安いジュースを買占め、それを軽く値上げした状態で売りさばいていた。
かなり激しくやっていたため、野菜ジュースは相場が著しく不安定になっていった・・・
ジュース屋は主にオレの店のジュースを標的にしていたようだ・・・
必ずと言っていいほど買い占めていった。
オレは考えたさ・・・
ジュース屋が買い取ってくれるならば・・・
値段を吊り上げてしまえば良いではないかとね・・・
オレの目論見はこうだ。

①野菜ジュースをジュース屋に売る(22万)

②ジュース屋が儲ける為に高い値段で売る(24万)

③客が値段の高等を感じ離れる

④ジュース屋は売れ残りを防ぐ為に値下げ始める

⑤売った値段(22万)より安くなったら、今度はオレが買い占める

⑤買い戻したものを売る(18万)

これでオレだけが儲ける事が出来る。
まさに現代の錬金術だと思わないか?
フフフ・・・
自分の頭脳が怖いぜ・・・

数日後・・・

描いていた絵が見事にはまり、オレはジュース屋から金をふんだくる事に成功した。
商売人の世界は厳しい所だなと実感したもんだ・・・
そのときふと、結局オレは俗世から離れられていないことに気がついちまった。
手元には大金・・・
まさに目もくらむほどの大金があった。

さらに数日後・・・

ジュースの売れ行きが著しく低下していた。
イベント終了までは後1週間・・・
売れない時期だとは思っていた。
オレはジュースが一番売れるのは時間的に買う意外方法がなくなる残り3日がメインだと思っていた。
だから、売れ行きが落ちたのは今ならまだ時間に余裕があるため必死に釣りをするやつが増えたせいだろうと思っていた。
だが実際は違っていた・・・
オレに金をふんだくられて目を覚ましたのか、どうやらジュース屋は真っ当な商人になっていたらしい・・・
自分でジュースをゲットしオレより安く売ってたらしい。
客は安いものを買う・・・
ジュース屋は掲示板なども利用し、かなり信用を得ていた。
残りの日数でジュースを売りぬかなければならない・・・
イベントが終われば野菜ジュースはただのゴミだ。
だがここでオレがジュース屋のジュースを買い占めては意味がない・・・
結局値下げバトルに乗るしかないのか・・・
ヤツが17万ならこっちは16万。
こっちが16万ならヤツは17万。
といった具合に下がっていく・・・
そうこうしてる内に残り3日になった。
ジュースを売る露店も増えてきた。
おそらくピーク時だろうとオレは思った。
だがジュース屋との値下げ戦争で相場なんてあってないようなものだった。
潮時かな・・・
何事も引き際は鮮やかでなくてはならない。
オレはタイムセールってことで、残りのジュースを10万で出して完売させ。
フリマを去った・・・

そして・・・
長かった釣りイベントが終了した・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-06 21:13 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第28話『そして彼は世を捨てた・・・』

改造プランができてから、俺は釣りに没頭した。
フリマで野菜ジュースを売るためだ
俺は今回の釣りイベントで一番売れるのは野菜ジュースだとふんでいた。
何故かって?
そりゃまぁ理由は色々あるよ。
その色々を聞かせろだって?
最近お前ちょっと図々しいな…
まぁいいが。
理由って言っても、一言で言えば消去法の結果なんだよ。
釣りイベントで必要なのはかわいい魚だ、それを野菜ジュース、ピンキーアフロっていった具合に交換していくわけだ。
つまり売れるのはこの三種だ…
単純に個数で交換できるため、それぞれの価値は

ピンキーアフロ=野菜ジュース20個=かわいい魚400匹

といった感じなわけだ。
この頃、ピンキーアフロは400万で取引されていた。
野菜ジュースはその20分の1の20万
かわいい魚はさらに20分の1の一匹1万だ
そうなってくると、一匹釣り上げるのに失敗を計算に入れても二分もかからないかわいい魚を、わざわざ金を出して買うヤツも少ないだろう?
ピンキーアフロに至っては400万って金額をポンッと出せるヤツはかなり限定されるし、ピンキーアフロは必要数が5個だから需要が少ない。
結果的に野菜ジュースが残るわけだ。
そんな訳でオレは野菜ジュースを1日20個をノルマとして日々を過ごしていた。
改造計画を悟られない為に普通の狩りもこなしていた・・・
いわゆる二重生活だな。
ごまかしてる所が女性関係じゃないだけ健全なもんだろ?
そんなこんなで表面上は広辞苑達と仲良くしてはいた・・・
数日後・・・
その頃オレは厄介なことになってしまったんだ
なにがって?
はまっちまったのよ・・・
ズッポリとな・・・
釣りってのはさぁ、不思議な魅力があるんだよ。
あのゆらゆら揺れる浮きを眺めているだけで、もうなんというか形容しがたい満足感が溢れてくるんだ・・・
幸せだった・・・
些細なことにこだわる自分がバカのように思えてくるほどの満足と充実が釣りにはあった。
だがそれはいけない事だ。
オレの目的の為にはこんな所で立ち止まるわけにはいかなかった。
だからオレは二重生活を辞めることにして一本に絞る決心をしたんだ・・・
次の日からオレは狩をやめた・・・
そう・・・オレは・・・
釣りの世界の頂点になることを決意したのだ!
呼称もしっかりと変えた
その日オレは『世捨て釣り人』になったのだ・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-02 04:33 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第27話『改造プラン装備編』

AGI型に改造することを決めたオレだが、イロイロと問題があった。
まず第一に装備品だ。
頭のてっぺんから爪先に至るまで完全にDEF装備だったオレは、装備品をほぼ総とっかえする必要があったのだ。
さらにオレは変えるならとことん変えようと思い、思い切って魔剣から刀に持ちかえることにした。
魔剣でずっときたオレとしてはかなりの冒険だ・・・
そんなわけでオレの改造プランは↓のような感じになった

         改造前           改造後

型      魔剣型            刀型

武器     メトゥラシエン       メトゥラ菊一文字

兜      角兜             金色の兜

盾      バンダイクシールド     チャクラナックル

鎧      バンデットメイル       ラセットアーマー

頭      耳あて            子犬耳飾り

手      サファイアリング      回避の指輪

体      羽カバン           サンバドラム

足      ミンクシューズ        ミンクシューズ

どうだ?
見事に全とっかえだろ?
ミンクシューズは同じもののようで実は違う、補正の入れ替えをしなきゃななかった。
そのとき持ってたのは物理防御が3だったが回避は1だった。
だから回避2の靴に変えるつもりだった。
オレの理論はちょっと極端でな、AGIにするならDEFはとことん取っ払ってしまおうと考えてた。
何故って?
そりゃくらったら死ぬのがAGIだからだ。
もうちょいとレベルに余裕があるならともかく、140にも届かなかったオレのレベルじゃDEFにふってる余裕なんてなかったのさ。
ともかく回避上限まで行かなければ意味がない。
火力はぎりぎりに押さえ、すべてをAGIに回すくらいの覚悟が必要だった。
そうでなくてはかわしきれない・・・
やつらの攻撃を・・・
プランが出来上がってからオレは新たな問題に直面する。
資金がなかったのだ・・・
これだけのものをそろえるとなると、かなりの資金が要る。
しかも秘密裏に計画を遂行するためには、掲示板などで長々と募集するわけにもいかない。
かなりの実弾(選挙用語で現金)が必要だ・・・
そこでオレは思い立った。
開始からすでに10日ほどたってはいるが・・・
まだまだ売れ筋のはずのものがあることに・・・
そう釣りイベントで使う物だ・・・
そしてオレは再び釣竿を手にとって釣堀に向かったのだった・・・・・・
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by tokigamihouji | 2006-01-24 04:49 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第26話『新たなる敵』

その日オレは何しようかなぁと思ってフリマなんぞを散策していた。
たいして面白いものは無かったが、とりあえず日課だったからな。
ケルベロスの修行イベントの時に手に入れた金はすでに底をついていたから、別に買う気があって覗いていた訳ではなかった。
ん?
何に使ったかって?
よせよ・・・
それを聞くのは野暮ってもんだぜ・・・
それでも聞きたいのか?
しょうがないな・・・
ミンクシューズを10Mで買ったりとか、バンデットメイルに弾性大を突っ込んで、装備する間も無く壊したりとか、バンダイクシールドにも同じことしたりとかしてた・・・
・・・・・・
ふっ・・・
まさか壊れるとは思ってなかったのさ・・・
まぁとにかく出せる回数が決まってるジャンケンを必死にやってる男みたいに素寒貧なオレは、やることが無いしフリマをみて歩くしか時間つぶしが無かったんだよ。
フリマを見終わった後、ふと気になったんでクラブメンバーに声をかけた。
「今何処に居るんだ~ってかなにやってんの?」
すると珍しく突貫が返事をしてきた。
「今DOP2→に来てるんだよ、広辞苑もいるぞい」
「会長も来れば?」
そう言われて断わるヤツはあんまり居ないんじゃ無いか?
DOP2右と言えば、レベル130代最大の狩場の一つだろう。
レアは期待できないが、経験値はすこぶるいい。
アリーナ自体が狭いから倒すたび次々沸いてくるドッペルゲンガーをただひたすら倒すだけでどんどん経験値が貯まっていく。
オレは二つ返事をして行くことにした。
左ではいろんな事があったが、右はまだあまり行ったことが無かった。
チョット期待しながらトコトコ歩いていく。
待機所についたオレは突貫たちに声をかけた。
「ついたけど~何処だ?」
すると
「右の中だから来いよ」
と返ってきた。
OKと言ってオレは右に入っていく・・・・・・
今思えば・・・
普段こんなことを言わない突貫の言葉を・・・
疑うべきだった・・・
中に入る入り口すぐ傍に突貫は居た。
チーム入れて~
と言うより前に突貫の周りから青い塊が飛んできた・・・
飛来する10個の氷の塊
それはオレの身体に吸い込まれていった・・・
気がつくとオレの身体は半透明になっていた。
自分が突貫に殺されたことを理解するまでに数秒かかった。
隣で広辞苑は笑っていた・・・
「ひどいじゃないか」
と言ったが
「間違えた」
の一言で終わらされた・・・
間違えようが無いじゃないか・・・
街に戻ってオレは決意した・・・
ヤツを殺すことを。
広辞苑も殺すが・・・
突貫壱号も必ず這わせてやる・・・
そしてオレは突貫の魔法攻撃対策のために。
奴等に気づかれない様に極秘裏に自分をAGI型に改造することを決意したのだった・・・
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by tokigamihouji | 2006-01-16 00:54 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第25話『DEF型とAGI型に対する考え方(初級編)』

なるほど…
AGIのせいか…
この間の広辞苑のヤツのクリティカルについて、オレは考えに考え抜いた結果この結論に達した。
サンバドラムを背負っていながら、オレはクリティカルが出なく、広辞苑は出た…
これはオレと広辞苑のタイプの違いによって、発生したのだ。
すなわちDEF型とAGI型の違いだ。
当時のオレはレベル130以上でありながらAGIは初期値という、世にも珍しい極DEF型だった。
世間の人が言うには極DEF型なんてマゾもいいとこらしい・・・
オレはドSだ・・・
まぁそんな事はどうでもいいが、とにかくAGI型ってのはクリティカルが出やすいうえに、ドラムの恩恵にもありつけるらしい。
なんというか・・・
ちょっと魅力的だなぁと思ってしまった。
元々のオレの理論は死ななければいつか勝てるといったものだ。
すなわち、死なないことが前提なのだ。
AGIが高まればすべての攻撃を完全に避けきれるのならば、オレはAGI型にすぐさまなっていただろう・・・
しかし現実はそうじゃない。
いくらAGIがあろうとも被弾する・・・
このれが意味するものは、AGI型は常に死の可能性があるということだ。
だがDEF型ならば・・・
今のオレにはMRがないから魔法攻撃は耐えられないが、少なくとも物理攻撃で死ぬことはない。
こういった考えからオレはDEF型を貫いてきたわけだが・・・
先日の広辞苑のクリティカルの出を見て少し揺れてしまっていたのも事実だった・・・
そんな時だった・・・
あの事件が起こったのは・・・
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by tokigamihouji | 2006-01-14 16:03 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第24話『サンバドラム入手までの裏側』

大量のかわいい魚を釣り上げ…
野菜ジュースと交換し…
さらにそれをアフロと交換すること五回…
ついにオレはサンバドラムを手に入れた!
長かった…
一週間もかかってないが、かけた時間はそこそこだった
早速装備する。
当時的中剣を使用していても、ミスがでるモンスターがいたオレとしては、命中補正15というのはかなり大きかった。
さらに噂によるとクリティカル補正がべらぼうに高いらしい。
ワクワクしながらモンスターを殴ってみた…
が出なかった…
エアブレイク(魔剣の通常攻撃)四回後、五花月光斬撃ったんだが…、ただの一回も出なかった…
やはりガセか?と思った
実はここ数日、オレはドラムについて広辞苑達とチョットした議論を毎日展開していた。


モヤモヤモヤモヤ(回想シーンに入る音)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

釣りイベント初日

時神法次:サンバドラムとか言うアイテムがかわいい魚二千匹で貰えるかしいぜ。

広辞苑:無駄!釣りなんか普通は 覚えないから。まぁ取れたら見るくらいはしてやるよ

時神法次:……


二日目

時神法次:ピンキーアフロ取れたぞー、サンバドラムまで後四個だこの分なら週末には取れそうだ

広辞苑:ふーん、まぁ俺はやらないけどね。

涼里:釣りつまんねーしな

時神法次:…


三日目

広辞苑:なぁ、釣りってどうやって覚えるんだ?

時神法次:どうした突然?釣り堀にいる男からクエスト受ければ覚えられるけど

広辞苑:いやさぁドラムクリ率スゴいらしいんだよ、80だって80!これは欲しいでしょ

時神法次:…

涼里:時神ー、野菜ジュース飲んでみてよー

時神法次:おまえは黙ってろ!


四日目

広辞苑:会長、ロイヤルゼリー作ってくれー、おまえ無駄に料理頑張ってただろー

時神法次:その無駄なものに頼る気なのか?お前プライド無いのか?

広辞苑:無い無い、そんなもの持つだけ無駄、いいから作ってくれ

時神法次:材料持ってきたらな

広辞苑:知らないから、ヨロシク

時神法次:…

涼里:野菜ジュース飲んだぞー、スピードアップかかった

時神法次:一人でやってろ!


五日目

広辞苑:ダリー、ねみー、疲れるよー、何とかならないのかよこれー

時神法次:文句言いながらやるんじゃねぇ。こんなにも楽しいじゃないか

涼里:こんなの苦行だよ、こんなのが楽しいのは時神だけだってば

時神法次:そんなことはないさ、心頭滅却すれば火もまた涼しだ。ようは集中力だよ

広辞苑:むだこんなことしゅうちゅうしてもしょうがないたいりょくのむだじかんのむだくりほせいがないならやってないし

時神法次:どうでもいいが変換ぐらいしろ。読みにくくてかなわん。それにクリティカル補正だって韓国情報だから日本でも80あるとは限らないぞ?

広辞苑:とりあえず会長が入手したら装備させてよ、んで実際無かったら釣り止める

時神法次:…

涼里:何で皆こんなこと続けられるんだー、時神ーアンケートとってよー

時神法次:自分でやれ!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
モヤモヤモヤモヤ(回想終わり)


そしてオレがドラムを手に入れたことを知って寄ってくる一人の男。言うまでもなく広辞苑だ…
恥も外見もプライドもなさげな態度で
「ドラム装備させてよ」
とさも当然って感じで言ってくる。
しぶしぶながらオレは広辞苑にドラムを貸してやった。
ふっ…
お前の期待してたクリティカル補正はなかったぜ、さぁ絶望するがいい
内心そう思いながらヤツの試し斬りを見ていた。
が、しかし、次の瞬間、起きてはならないことが起こってしまった…
広辞苑のヤツが試し斬りに用いたスキルは「心」というクナイを10本投げるスキルだった。
リーフゼリッピに吸い込まれるように、そのクナイは飛んでいった……そして。
リーフゼリッピの上に出現するクリティカルの文字……
その数、10回中7回…
凍り付くオレ、はしゃぐ広辞苑。
「見た見た?スゲー。これなら夢コンボ実現しそうだよー」
そうだな…
「やる気出てきたから、早速釣りやるぜー」
と言ってオレが貸したサンバドラムを、オレの足下にぶん投げてく広辞苑…
それを拾いながら頑張れと言ってやった。
すると…
「何言ってんだ、会長はオレのドラムのためにこれからも釣るんだよ。なんならそのドラムでもいいよb」
……
さすがに呆れたよ。
ぶざけるなと言ってやった……
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by tokigamihouji | 2006-01-06 21:47 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第23話『初めての海釣り・・・ VS冷凍マグロ』

いい加減飽きてきたなぁ…
何にって?
いや別に独り言に飽きたわけじゃないし、釣りに飽きたわけでもない。
しいて言えば…
景色に飽きてきたんだ……
朝から晩まで龍泉郷の釣り堀の同じポジションで、同じ姿勢で居ればな…
そりゃ飽きるってもんだろ?
周りにいる釣り人の会話(盗み聞き)によると、どうやら海でも釣れるらしい。
………
たまには海釣りでもするかな。
そう思い早速行動に移すことにした。
海って言えばナルビクだ、と考えて行ってみるとそこはすでに人で溢れかえっていた…
よくこんなすし詰め状態で釣りしてられるなコイツら……
俺はゴメンだ…
見ず知らずの他人の隣で釣りなんかしたら、冷や汗とか出まくるし、震えが止まらないし、呼吸不全に陥っちまいそうだ……
なによりストレスがたまる
人が居ないところの方がいい。
そう考えてたどり着いたのが、囁きの海岸だった。
ここの隅っこなら、めったに人が来ないから好都合だった。
早速釣りはじめた。
龍泉郷に比べるとはるかにノリがいいBGMだからか、かなり集中できた。
やはり眠くならないのは良いことだ。
勘違いしてるヤツがいるかもしれないから言っておくが、オレは廃人じゃないからちゃんと睡眠をとるし、単純作業の繰り返しで眠くなるときだってあるんだぞ。
まぁとにかくノリノリBGMのおかげで眠気問題を解決したオレは、いつもよりハイテンションで釣りに励んでいた。
そんな矢先…
突然頭に衝撃が走った!
目の前が真っ白になる、どうやらオレは何か堅い物で殴られたらしい。
とっさに振り向くオレ、するとそこには……アヒルが居た。
カチカチに凍り付いた冷凍マグロを手にしたアヒルがそこに居た。アヒルはオレと目が合うとニヤリと笑って、手にした冷凍マグロ(約300キロ)をふりかぶった。
(おいおい…そんなモノぶち込まれたら、イッちまうぜ…)
他人事のようにそう考えていた…
ゴキッ
鈍い音がした、オレの頭から……
知ってるかい?人間頭殴られると本当に星が出るんだぜ…
とにかく釣りやってる場合じゃぁない、これ以上頭殴られるとバカになってしまう!
そう思って立ち上がろうとして気がついた、自分がまだ釣りの途中だと…
再びふりおろされる冷凍マグロ
ゴシャっと嫌な音がした…
とりあえず一旦釣りをするのをやめ、迎撃する事にした…
そして再び気がつく…
ここ数日釣りしかしてなかったことに…
そう、オレは武器を持っていなかったんだ。
仕方ないから、釣り竿で戦うことにした。
釣り竿VS冷凍マグロ
年末の格闘技イベントならメイン張れるくらい異色な戦いだ……
結果はオレの持つ釣り竿から放たれた五花月光斬による、一ラウンドKOで幕を閉じたわけだが……
あのアヒル…彼また強敵(とも)だった……
とまぁそんな感じな事をやりながらオレは釣りを楽しんでいた。
そんなふうにこのイベントを、楽しんでやってたからってわけじゃないだろうが、なんとオレは「当たりくじ」を釣り当てたのだ!
サキソフォンと交換できるってアレだ。
舞い上がるオレ。
早速交換しにいった。
実際装備してみると、なんとも微妙だった…
そしてオレは手にいれたばかりのサキソフォンを、そっと倉庫にしまった……
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by tokigamihouji | 2006-01-03 04:36 | 第3章『LV101~150』