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第3章『Lv101~150』                 第31話『初めての武器合成』

ヤバイ・・・
Hが足りない・・・
エッチがないんだよ!エッチが!とか叫びだしたい気分だった。
むぅ・・・
こんなエッチエッチ言ってるとまるでオレが変態みたいに見えてしまうな・・・
オレはクールでダンディーな人間だ、この程度の事で動揺してちゃいけない。
どうすれば良いか考えることにする。

手段① クールでダンディーなオレはもう一度再分配することを決意する。

手段② クールでダンディーでそのうえハードボイルドなオレは、装備でき
      る武器を作成する。

手段③ 諦める・・・ クールでダンディーなオレだが無理なものは無理だ、
      現実は非情である。

・・・・・・
一番手っ取り早いのはもちろん①だ・・・
が。
今回のように秘密の改造計画の場合時間の余裕がない。
それにアイテムを集めるにも武器は絶対に必要だ。
すると・・・
②か・・・
自分のステにあった武器を作成してしまえばいい。
すなわち、セイラハルペを。
装備できる武器を持ってない以上、フリーマーケットを歩き回って素材を見つけなければならないが、もう一度再分配するよりは早くすむだろう・・・
もちろん金はかかるだろうが、それでもレベルはもう元に戻っているのだから、奴等が現れてもいくらでも誤魔化しがきく。
思い立ったら行動に移すのが早いのがオレの持ち味だ。
早速フリーマーケットを見て回る。
セイラハルペそのものが出回っていればそれに越したことはない。
が、そこまでうまくはいかない・・・
結局見つかったのは、くたびれた一振りのハルペだけだった。
値段は90万・・・
普通にボッタくってるだろ・・・
などと思ってはいたが、表情には出さないで購入した。
オトナなオレはこの程度ではめげないのだ。
まぁ資金もまだ残っていたしな・・・
次は玉だ。
言っちゃあなんだが、オレは今まで武器を合成したことなんて一度もなかった。
かつての相棒だった、セイラマグナブレードもメトゥラシエンブレイカーも大枚はたいて購入したものだったからだ。
ついでに言うと本来装備する予定だったメトゥラ菊一文字も買った物だった。
だから・・・
一体何個武器に入れればいいかなんてその時はまるでわかっていなかった・・・
・・・
20個ずつ位で良いか・・・
とか適当なことを考えていた。
フリマで見かけた玉を片っ端から買っていく・・・
電撃の玉1個8万円・・・
安いのか高いのかもいまいちわからなかったので、交渉もせずに即買いだった。
他の玉も似たようなものだ。
・・・・・・
ナルビクとクラドのフリーマーケットにある玉を買い・・・
ようやく全種類の玉が20個ずつ集まった。
よし合成に行くぞ。
そう思っていつもの店に来た。
もちろん『紫の魔法ほうき』だ。
何をするのにもまずはこの店からだ。
合成をする・・・
ハルペと玉全種類・・・

『該当する合成が存在しません』

なんだって!
何がいけないんだ。
玉はあるじゃないか!
数か?数が足りないのか?
その時のオレは玉は4種類しか使わないって事を・・・知らなかったからな・・・
フリマに走ったさぁ・・・
買占めたさぁ・・・
アイテムは玉だらけになったよ・・・
お金もほとんど消えたさぁ・・・
んで再び合成・・・

『該当する合成が存在しません』

・・・・・・
なんでだよ!
何がいけないんだろう・・・
玉は買占めている・・・
数はたりているはずだ・・・
・・・・・・
まてよ?
そこで初めて、使わない種類の玉もあるんじゃないか?って思い立った。
試しに電撃の玉を抜いてみた。

『該当する合成が存在しません』

電撃の玉は使うのか・・・
じゃあ次は火炎の玉を抜いてみよう。

『合成費用として50.000SEED必要です』

おっしゃ、やっと成功だぜ。
心躍る感じでオレは合成をした・・・
チャリンって音がしてオレはようやく念願のものを手にすることが出来た。
玉集めの途中で購入していた砥石を使い・・・
出来上がった微妙補正のセイラハルペ・・・
しかしこれ一つ作るにあたっての資金投資はかなりの額だった。
玉〇〇個だからな・・・
正確な個数は秘密だ。
実際に必要な個数を知った時、オレは時が止まるのを感じるほどのショックを受けたからな・・・
ま、まぁあれだ、金がかかっている分この刀に対する思い入れは強くなってたのは言うまでもないだろ?
こんな感じでオレの改造計画は遂行されたんだ。
後は当初の目的を果たすのみだ・・・
そう突貫と広辞苑・・・
二人を地獄に落とす準備は、今まさに整ったのだ・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-21 23:52 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第30話『改造する時は計画的に・・・』

釣りイベントが終わってしまった・・・
オレの楽しみが消えてしまった・・・
どんよりとした気分のまま、オレはしがみつくように、懲りずに釣りをしていた。
鉄の箱を開けて貯まっていくスクープのくず鉄・・・
不毛なことに費やす時間というのは無駄だということに気がつくには、このときは何故か時間がかかった・・・
まぁ終わってしまったものはしょうがない。
龍泉卿はまるで兵どもが夢の跡のように閑散としていた。
オレもいつまでもしがみつくわけには行かないことを思い出した。
やはりオレは奴等との決着をつけなくては・・・
基本的にこの改造計画はやつらに知られないように準備してきた。
装備品も釣りイベント中の資金集めと平行しそろえていたので、後は再分配を残すのみだった。
しかしこれが問題だった・・・
ばれないようにすべてを終わらせる為には、奴等が全員落ちてるときしかチャンスはない。
間の悪いことに、このころ広辞苑は復帰したて&ドラム取りたてで、ノリノリで狩しまくっていたから、落ちてる時間がかなり少なかった。
しかし落ちないって事はない。
待つしか方法がなかった・・・
半分寝ずの番的にオレは寝ないで奴等が寝静まることを待った・・・
眠気と闘いながら、オレは待った・・・
一人が落ちても、もう一人がいる。
そんな状況の中オレは見張り続けた・・・
こちらの真意を悟られることなく・・・
70時間くらい経った時だろうか・・・
『んじゃー、俺落ちるは』と広辞苑が言った。
はんば朦朧とする意識の中で、ついに待ち望んでいた瞬間が訪れたことに気がついた。
クラブのメンバー表を見て彼が落ちたのをしっかり確認すると、オレはすぐさまクラドに飛んだ。
スキルの達人の前で装備をはずし話しかける。
しまった重さの制限があった・・・
Pを保管に行く。
再びクラドへ。
今度は大丈夫だった。
そしてレベル1になった・・・
再分配の始まりだ。
取り合えずナルビクに戻る。
19までのステータスをしっかりと作るためだ。
高レベルならいざ知らず、レベル140の身では19までのステータスがかなり重要だからだ。
かなりの投資が必要だったが何とか納得がいく数値が出た。
残りはゲンが良いあの店でおこなうことにした。
もちろん『紫の魔法ほうき』のことだ・・・
レベルを上げていく。
急いでいたのでまとめ上げとかもしてたな。もったいないことをしていた・・・
お前も再分配するならレベルは1回上げてポイントを使うってのを繰り返したほうが良い。めんどくさいだろうが、それが強くなる為の必須条件だ。
レベルを上げて行って・・・
必要と思われるAGIを確保・・・
DEXもそこそこ確保・・・
DEFはラセットぎりぎりだが問題なかろう。
なに、かの有名な人物が言うように『当たらなければどうという事はない』のだ・・・
DEFもDEXもAGIも満足のいく数値だった。
再分配も後少しで終わる・・・
そんな時に・・・
致命的なことに気がついた。
オレは思わず口に出していたね・・・
『HACKが足りないじゃないか・・・』ってね・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-15 04:06 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第29話『釣り人の不毛なる戦い VSジュース屋』

完全に手段と目的が入れ替わってしまったオレだったが、一応お金稼ぎだけはしていた。
釣りの副産物である野菜ジュースは持っているだけでは、まるで意味のないものだったからだ。
まぁ涼里のアホは飲んだり、地面に置いて通行人の反応を見たりと、無駄に楽しんではいたがね。
野菜ジュースは目論見通りよく売れた。
1日200万~500万くらいは稼いでたかもしれん。
しかし、世を捨てたとはいえ仮にもオレは『株式会社時神商事』の会長だ。
社訓であるボッタクリのないフリマ社会の名目に恥じぬように、少し値下げしようと試みたんだ。
釣りのもう一つの副産物である鉄の箱のおかげで、エサ代は浮いていたので。
多少の値下げは問題なかったのだ。
だが激しく値下げすれば、相場が崩れてしまう・・・
値下げは相場の1割引の鉄則に従いオレは20万から18万に値下げした。
順調だったさ・・・
まとめて買っていくヤツが多かったしな・・・
そんな時ナルビクのフリマに彗星のように現れた商人が居た。
彼はジュース屋と名乗り、安いジュースを買占め、それを軽く値上げした状態で売りさばいていた。
かなり激しくやっていたため、野菜ジュースは相場が著しく不安定になっていった・・・
ジュース屋は主にオレの店のジュースを標的にしていたようだ・・・
必ずと言っていいほど買い占めていった。
オレは考えたさ・・・
ジュース屋が買い取ってくれるならば・・・
値段を吊り上げてしまえば良いではないかとね・・・
オレの目論見はこうだ。

①野菜ジュースをジュース屋に売る(22万)

②ジュース屋が儲ける為に高い値段で売る(24万)

③客が値段の高等を感じ離れる

④ジュース屋は売れ残りを防ぐ為に値下げ始める

⑤売った値段(22万)より安くなったら、今度はオレが買い占める

⑤買い戻したものを売る(18万)

これでオレだけが儲ける事が出来る。
まさに現代の錬金術だと思わないか?
フフフ・・・
自分の頭脳が怖いぜ・・・

数日後・・・

描いていた絵が見事にはまり、オレはジュース屋から金をふんだくる事に成功した。
商売人の世界は厳しい所だなと実感したもんだ・・・
そのときふと、結局オレは俗世から離れられていないことに気がついちまった。
手元には大金・・・
まさに目もくらむほどの大金があった。

さらに数日後・・・

ジュースの売れ行きが著しく低下していた。
イベント終了までは後1週間・・・
売れない時期だとは思っていた。
オレはジュースが一番売れるのは時間的に買う意外方法がなくなる残り3日がメインだと思っていた。
だから、売れ行きが落ちたのは今ならまだ時間に余裕があるため必死に釣りをするやつが増えたせいだろうと思っていた。
だが実際は違っていた・・・
オレに金をふんだくられて目を覚ましたのか、どうやらジュース屋は真っ当な商人になっていたらしい・・・
自分でジュースをゲットしオレより安く売ってたらしい。
客は安いものを買う・・・
ジュース屋は掲示板なども利用し、かなり信用を得ていた。
残りの日数でジュースを売りぬかなければならない・・・
イベントが終われば野菜ジュースはただのゴミだ。
だがここでオレがジュース屋のジュースを買い占めては意味がない・・・
結局値下げバトルに乗るしかないのか・・・
ヤツが17万ならこっちは16万。
こっちが16万ならヤツは17万。
といった具合に下がっていく・・・
そうこうしてる内に残り3日になった。
ジュースを売る露店も増えてきた。
おそらくピーク時だろうとオレは思った。
だがジュース屋との値下げ戦争で相場なんてあってないようなものだった。
潮時かな・・・
何事も引き際は鮮やかでなくてはならない。
オレはタイムセールってことで、残りのジュースを10万で出して完売させ。
フリマを去った・・・

そして・・・
長かった釣りイベントが終了した・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-06 21:13 | 第3章『LV101~150』

第3章『Lv101~150』                 第28話『そして彼は世を捨てた・・・』

改造プランができてから、俺は釣りに没頭した。
フリマで野菜ジュースを売るためだ
俺は今回の釣りイベントで一番売れるのは野菜ジュースだとふんでいた。
何故かって?
そりゃまぁ理由は色々あるよ。
その色々を聞かせろだって?
最近お前ちょっと図々しいな…
まぁいいが。
理由って言っても、一言で言えば消去法の結果なんだよ。
釣りイベントで必要なのはかわいい魚だ、それを野菜ジュース、ピンキーアフロっていった具合に交換していくわけだ。
つまり売れるのはこの三種だ…
単純に個数で交換できるため、それぞれの価値は

ピンキーアフロ=野菜ジュース20個=かわいい魚400匹

といった感じなわけだ。
この頃、ピンキーアフロは400万で取引されていた。
野菜ジュースはその20分の1の20万
かわいい魚はさらに20分の1の一匹1万だ
そうなってくると、一匹釣り上げるのに失敗を計算に入れても二分もかからないかわいい魚を、わざわざ金を出して買うヤツも少ないだろう?
ピンキーアフロに至っては400万って金額をポンッと出せるヤツはかなり限定されるし、ピンキーアフロは必要数が5個だから需要が少ない。
結果的に野菜ジュースが残るわけだ。
そんな訳でオレは野菜ジュースを1日20個をノルマとして日々を過ごしていた。
改造計画を悟られない為に普通の狩りもこなしていた・・・
いわゆる二重生活だな。
ごまかしてる所が女性関係じゃないだけ健全なもんだろ?
そんなこんなで表面上は広辞苑達と仲良くしてはいた・・・
数日後・・・
その頃オレは厄介なことになってしまったんだ
なにがって?
はまっちまったのよ・・・
ズッポリとな・・・
釣りってのはさぁ、不思議な魅力があるんだよ。
あのゆらゆら揺れる浮きを眺めているだけで、もうなんというか形容しがたい満足感が溢れてくるんだ・・・
幸せだった・・・
些細なことにこだわる自分がバカのように思えてくるほどの満足と充実が釣りにはあった。
だがそれはいけない事だ。
オレの目的の為にはこんな所で立ち止まるわけにはいかなかった。
だからオレは二重生活を辞めることにして一本に絞る決心をしたんだ・・・
次の日からオレは狩をやめた・・・
そう・・・オレは・・・
釣りの世界の頂点になることを決意したのだ!
呼称もしっかりと変えた
その日オレは『世捨て釣り人』になったのだ・・・
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by tokigamihouji | 2006-05-02 04:33 | 第3章『LV101~150』