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第1章『Lv1~50』                    第5話『オレとメリッサと紫の魔法ほうき店』

さて・・・
クラブができるまでのところで、話の一区切りではあるんだが。
もう一つ話しておかなきゃならない事があったのを思い出した。
それを話したら続きは明日にしよう。
もう日が落ちてだいぶたったからな。
話しておきたいことってのは、俺が何故この店・・・
つまり『紫の魔法ほうき店』居るかって事だ。
これには一応ちゃんとした理由がある。
薄暗いとこが好きだからってのもあるんだが・・・
本来の目的は、広辞苑を監視するためだったんだ・・・
クラブを作ってある程度狩ると、当然クラブレベルが上がるよな。
そしてクラブチャットが使えるようになる。
少人数しかいないオレ達は、自然とクラブチャットでしか話さなくなった。
当然だろう?
何処にいたって自分の声が届くんだからな・・・
だからそれ故に・・・
自分が何処で何をしてるかが筒抜けになるわけだ。
その頃のオレはシノプダンジョンでソロ狩りという、レベル20代後半ではかなり危険な狩をしていた。
広辞苑は突貫を育てていたが・・・
オレは広辞苑抹殺計画のために、オレが狩りをしていない時の広辞苑の行動をオレは把握している必要があった。
オレが居ないときに広辞苑のヤツが、何時間狩りしていたとか。
何か新しい装備品をゲットしていないかとかをな・・・
オレ自身が居る時はいいんだが。
居ない時の行動を広辞苑自信に聴くわけにもいかないだろう?
だからオレはクラブチャットを利用する事にしたんだ・・・
クラブチャットでの奴らの会話を押さえることで広辞苑の現状を把握しようとしたわけだ。
たからオレは普段からいる場所を決めることにした。
その場所には条件がいくつかあった。
1.人の溜まり場でないこと
これは当然だ他のヤツの会話でクラブチャットが流れては意味がない
何?
ログ保存すればよかっただろうって?
・・・・・・・・・
確かにその通りなんだが・・・
恥ずかしい話、当時はその存在を知らなかった。
まぁ話を続けるぞ
2.すでにそこで過ごしてるヤツが居ないこと
これはなんていうか、オレが他人恐怖症だからだ・・・
3.誰も来ない場所ではなく、ある程度の人の出入りがある場所
これは、クラブ勧誘のためにな・・・
一応マスターなわけだし・・・
クラブ員集めたい気持ちはあった。
だからな看板出して目に付くようにしたかったんだ。
他人は怖いが、クラブ員は欲しい・・・
まぁドキドキだった・・・
結局は誰も来なかったわけだが・・・
まぁそんな感じの条件を全部満たしてたのが。
ここ『紫の魔法ほうき店』だったってわけだ。
メリッサはオレのようなヤツが居座っても、文句なんて一言も言わないし・・・
ここにして正解だったって今でも思うよ。
さてもうこんな時間か・・・
結構話し込んじまったな、今日のところはここまでにしよう。
続きが聴きたかったらまた来てくれ。
それじゃぁな・・・
by tokigamihouji | 2005-09-23 01:30 | 第1章『LV1~50』
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