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第3章『Lv101~150』                 第3話『修行による経済効果』

森から帰ってきたオレは、真っ先に噂のケルベロスの所に行った。
お年玉って何だろう?
チョット期待していた・・・・・・
だが現地についてケルベロスに話しかけてみると。
修行しろといわれた・・・・・・
はぁ?
お年玉でもなんでもないじゃないか。
不満たらたらで、とりあえず修行場に行った。
出てきたモンスターは、バットブロウだった。
はっきり言ってしまおう。
かなりの雑魚だった・・・
DEFであったオレは、やつの攻撃なんぞ1しか喰らわなかったからだ。
倒した後、足元には『天空の羽毛』なるものがおっこちていた。
何だこれは?
それが第一印象だった・・・
とりあえず残しておいたが、はずれアイテムだろうとたかをくくってた。
そして街に戻って、フリマを覗いていると・・・
どうも『天空の羽毛』が売れるらしいということが判った。
しかも700K前後で・・・
これは売るしかない!
その日のうちからオレは『天空の羽毛』を売り始めた。
すごい売れ行きだった。
羽毛だけに、まさに飛ぶように売れたよ。
だがこの時には気がついていなかった。
仲間が居ないで、一人でやっていることの問題に・・・
それに気がついたのは、修行であるアイテムを手に入れたときだ・・・・・・
そのアイテムとは『蒼氷の羽』だ・・・
今ならばこの羽がどれだけ貴重なものかはよくわかる・・・
当時は蒼氷と紅炎シリーズは実装されたばかりでね。
なおかつオレはしばらく森に引篭もっていたし・・・
サイトも覗いていなかった・・・
そしてDEFだったオレは、背中には羽かばんがあった・・・
『蒼氷の羽』に対するオレの評価は・・・
「こんなものイラネ」だった。
手にいれたその日のうちに、売ることを決意。
フリマに出した。
即売れだった・・・
ん?値段?
・・・・・・
20Mだ・・・・・・
・・・・・・
いや・・・わかってるさ・・・
ものすごい失敗をしたのは理解している。
当時は理解していなかったが・・・
だってそうだろう?
こんなもの取れたけど、いくらぐらいになるかな?
なんて事を聞く相手いなかったんだ・・・
後になって、サイトを見て愕然としたよ・・・
もっと高く売れたはずだ、ってね・・・
そして『天空の羽毛』の利用価値がわかった。
要塞でものすごい補正の羽が作れるって事らしかった。
街でたまに見かける、もこもこしたヤツやトゲトゲしたヤツがそうらしかったが・・・
要塞なんてオレには縁がないと思っていたから。
『天空の羽毛』は残らず売捌く事にした・・・
おかげでお金はかなり貯まったよ・・・
40M近くの貯蓄ができた。
こんなにゆとりがあるのは初めてだった。
あらためて実感したね、レアなんかなくても人はお金持ちになれるんだってね。
by tokigamihouji | 2005-10-22 12:12 | 第3章『LV101~150』
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